ショーン・マクアドル・川上氏と粉飾する上場企業は同じブランド構造である

 

 
               

川上氏の名前が長いので「長いタイトル」になってしまった。川上氏の写真を見ているとなんだか可哀想な気がするのは僕だけなのか?最初にテレビで見た時もなんて鼻が異常に大きくて哀愁がある顔なんだろうと思ったのを覚えている。  

長いタイトルのように今回は川上氏のブランディングを分析したいと思う。ブランドの5重構造の中心は「哲学」である。これがなければ気の抜けたシャンパンと同じである。この場合は「有名になりたいな」的なことではないだろうかと推測する。そして今回問題になったのが「哲学」を取り囲む「経営資源」だ。今回は「人」なので「その人の人生」「人格」其のものである。ここを川上氏は自分と世間に嘘をついて本当のことを公表していなかった。本来は「高卒」なのに「学歴をテンプル大学ハーバード大学 パリ第一大学」と言い切ってしまったのだ。そして「機能」この場合は職業に当たり「J-WAVE  ナレーター モデル」これは事実。「国際コンサルタント」は微妙であろう。その「機能」をとり囲む「デザイン」。川上氏は自分を「知的 英語力 低音」というデザインで囲むことに成功した。そして一番外枠の世間が彼を見る「コミュニケーション」は「イケメン ハーフ」で装飾してしまったのだ。  
 

 見事に世間も大企業もこの構造を信じてしまった。あまりにも「機能」「デザイン」「コミュニケーション」の整合性が高いからだ。ご本人が一番驚いていたのではないか。そして恐れていたのではないかと思う。そして肝心の「経営資源の嘘」が見破られて彼のブランディングはあっという間に崩れて消え去ってしまった。僕が感じた哀愁が本当になってしまったのである。川上氏は2つの事を教えてくれた 

(市場) 
1  人はほとんど外見で判断する  外見と内見の整合性を見誤る。 
(当事者) 
2  人は外見の判断価値を守ろうとする。 無理して守るために外からの判断基準と本来の価値が広くなり嘘をついてしまう。 

一流上場企業の「粉飾決算」や有名アスリートのドーピング問題は2に該当するだろう。 


いい機会を川上氏は与えてくれた。 

会社のブランディングは大丈夫か? 
担当のブランディングは大丈夫か? 
個人のブランディングは大丈夫か?  


そんな事を川上氏は教えてくれた。  

学歴が嘘でも十分通用していたのだから、隠れた魅力の「経営資源」があったのだとと思う。  

もう一度活躍される日を楽しみにしている。