さよなら たかじんさん

たかじんさんが亡くなった。

僕は大阪人ではないのでそんなにに詳しくはないが、この人のニュースやトークを見たり聞いたりしてるうちにこの人は「強いブランド」なんだと感じていた。

本拠地を大阪に限定して関東のマーケットには手を出さない。徹底した「地域限定ブランド」である。大阪の人々の東京に対する「対抗」の思いを具現化した人だと思う。

そして「粋」な本音の会話が「流暢な大阪弁で」それは「江戸っ子の粋」に対応出来る「魅力」を十分に持っていた。辛口なトークだが速いテンポで筋がきちんと通っていて聞いていて気持ちよく魅了されるのだ。しかも中々、東京の情報には出てこないので特に印象に残っている。つまりは好奇心を彼に持ってしまうのだ。歌声は「甘く」トークは「辛く」大阪ダンディズムの象徴だったと紹介してあった。正しくその通りだと思う。「北」での夜の話題も事欠かなかったようだがこんなコメントの残している。「3回生まれ変わるくらい遊んだ」と。中々こんな事を言える人生はない。どれくらいの女性に愛されていたのだろう。そして3回結婚している。事実、一般の人の3回分の人生を楽しんだのだろう。こんな「粋」でダンディズム香る人生を歩んでいきたいものである。枠にとらわれない大阪ダンディズムのたかじんさんのご冥福をお祈りします。