鎌倉野菜と御成町スタバ

 
完全にはまってしまった。 毎週土曜日の8:30に鎌倉市農協連即売所で鎌倉野菜を一週間分買い込むのだ。スーパーで買うとほんの少し入ってないのにルッコラやクレソンは200円するのだが、ここは大きな一束100円で水々しいルッコラとクレソンが買えるのだ。朝露が残るそれを新聞紙に包んでくれるのがまた良いのだ。早く行かないとこの二種類は業者の人もきているから直ぐになくなってしまう。知らない種類の野菜も並んでいて面白い。イタリアンレタスはひと玉200円で日本レタスよりも厚みがあり味が濃いのだ。葉の形はパン切り包丁のようにギザギザがある。つい先ほどまで土に埋まっていた感じが伝わってくるのだ。これも朝露と一緒に新聞紙に包んでくれる。そしておじいさんが「これは育てるのが可愛い」と勧めてくれる大きなスイスのほうれん草。茎が赤や緑や黄色で色彩豊かなのだ。食べると濃いほうれん草の味(土の味)がしっかりとする。中々出てこないトマトがまた凄い!形はいびつでバラバラだが、生で食べると真っ赤で太陽の味がする。ここで買う野菜はそれぞれが味しっかり残っていて個性があり肉厚でこれが本来の野菜の味なのかと思う。

 
魅力を分析してみた。 
1. 全ての野菜に個性と強い本来の味がある。 
2. ルッコラやクレソンが大盛りで100円。 
3. 出店農家が日替わりなので得意な野菜が異なり 知らない野菜に会える。 
4. おじいさんやおばあさんと会話しながら選べる。 
5. 朝取りなので根っこに黒い土がついている。 
6. 朝露と一緒に新聞紙に包んでくれる。 
7. 毎日野菜が食べたくなる。 

鎌倉市農協連即売所 http://kuchikomi.kamakura-2.com/noukyoren.html 

 

 
 そして鎌倉駅裏のスタバに鎌倉野菜を抱えて乗り込 むのだ。頼むのはフランスパンのサンドウィッチとケーキとラテ。プールがある藤棚の庭が見えるテーブルを確保して、サンドウィッチにルッコラか何かをやおらごそごそと袋から取り出しそれを大量に挟んで鎌倉野菜サンドを作り食べるのだ。 これが本当にいける! なぜこんなに美味しいんだろうなんて思いつつ早朝の鎌倉で過ごす時間が心地よい。  

鎌倉御成町店(スタバ) http://www.starbucks.co.jp/store/search/detail.php?id=624&mode=concept 
この心地よさを分析してみた。 伝統農業とスタバというファッショナブルな組み合わせが面白い。共通点は「軸をずらした」事。 鎌倉野菜は野菜と販売方法と顧客を「限定」「季節」で深堀し「文化」として愛されている。 ここのスタバは地元ギャラリーを紹介したりライブを開催したり「文化」とファッションを融合させ心地よい空間を提供している。 
つまり伝統農業とスタバは「文化」繋がりなのだ。 
この組み合わせをお勧めします。