英国の不思議


「英国の不思議」

〜不思議マーケティング〜

 

ストーンへイジの地中に6000年前の17の神殿を発見

最新技術の地下スキャンを使って英国のストーンヘイジの3メートル下に17もの神殿が発見された。

友人の英国人(大学教授)とこの話題で盛り上がった。かれはこの近くに住んでいて自分の窓からストーンヘイジが見えるそ

うだ。幼い頃から不思議なモノを見て育ったのだ。

マーケティング的に云えば、この巨大な石をどこから、誰が、どうやって、いつ、何のため、に運んで、作ったか、いわゆる

5W2Hが全く解明されていないのだ。その3㍍下に6000年

前の神殿が眠っているという。ワクワクしてしまう。

この時代は今より温暖でこの地域に人が集まって文明を作った

が全く異なるテクノロジーを使っていたといいうのが友人の英

国人の意見である。この文化が後に南下してエジプトやギリシャ文化の基礎になったのではないかというのが我々の見解だ。

掘り起こして見てみたい。何があったのか知りたい。事実を知りたい。この欲望は人類が本来持ち合わせている本能だ。

 

英国は不思議の国だ。

彼にロンドンにはゴーストがいるのか?と質問するとお姉さんのお城には5人のゴーストが住んでいて彼は2人は見た事があ

ると当たり前の顔をして云う。一人は女性でピンクのドレスを

着て階段の踊り場に現れるそうだ。怖くないのかとの質問に家族が当たり前のように生活しているから感じないそうだ。

そして両親の庭には「妖精」が本当に住んでいて、彼も見た事

があると静かに話してくれた。英国イングリッシュで190㌢の毛が薄い大学教授がもの静かに話すと真実味が伝わってくる。

参考:http://connect-de-r1.jimdo.com/blog/

 

これはマーケティングで云えば「コミュニケ-ション」の部分だ。

「魅」という価値を伝える手段として、教授の話には7つの重要な要素が備わっている。

簡潔(Simple)未体験(Unexpected)信頼性(Credible)具体的(Concrete) 情熱(Emotion)繋がり(Story)共感(sympathy

 

「魅」は漢字では「未だ知らない鬼」と表現される。

我々はこの「魅」に引き込まれてしまう。

ストーンヘッジも6000年前の神殿もゴーストも妖精も「魅力」を持っている。だから我々は引き寄せられていく。

この「魅」の力を「価値化」して商品化に繋げて、的確なコミ

ュニケーション事が出来ればヒットの可能性が高い。

 

あなたの会社に商品にそしてあなた自身に「魅」はありますか?

「魅」だった事が「普通」になっているかも知れません。

会社、商品、あなた自身のブランディングの中に「魅」が備わ

っているか確かめる事も重要です。

 

永遠の「魅」を維持するには事実が知られない事だ。

ストーンへイジの下の17の神殿は時間という巨大な防御壁に包まれて永遠に掘り起こされないほうが良いのだろう。

英国が不思議の国であり続けるためにも。

人がドキドキワクワクを維持するためにも。

人がイマジネーションで遊ぶためにも。