EDISONNING  8POINTS

NO-2  ボイジャー力

 

1977年に打ち上げられたボイジャー1号が今年の9月13日の発表で「ボイジャーは太陽系圏を離れて恒星と恒星の間の宇宙の海の航海に乗り出した」と発表がありました。

人類が創造した「物」が初めて太陽系圏を離れたのです。

ボイジャーは今、何を考え何を見ているのでしょうか?

機械だから考えない?そんな事はないと僕は思います。

あのはやぶさを思い出して下さい。人々は彼に感動して涙を流しました。ボイジャーもまた一緒です。

ボイジャーに乗り込んで外宇宙を感じてみたいとは思いませんか?考えただけでもドキドキしてしまいます。空気が無ければ「音」は無いのですが、ブラックマタ―・ブラックエネルギーが宇宙の大部分を占めていると言われ始めました。本当に「音」はしないのでしょうか?誰も証明した事が無い事を信じますか?

 

彼の居る空間はすでに「太陽系」の常識外の位置に居るのです。我々は「常識の中」で生活しています。我々が正しいだろう適切だろうという「価値基準」が常識の中なのです。

常識の中は「全て同じ答え」ですからこの中で新しい「ひらめき」や「アイデア」を見つける事は出来ません。常識外、つまり常識を見ていない人しか見えない「価値」を発見する事が「ひらめき」なのですから。ボイジャーはこの常識外の世界にいます。この常識の外に出る力を「ボイジャー力」と呼ぶことにしました。あなたはこのボイジャー力がありますか?

 

常識の中で最も怖いものがあります。

それは「権威主義の罠」です。

権威ある人が言ったり書き残したりした言葉は、果たして本当に正しいのでしょうか?

保険会社モノラインという30年間無事故の健全な判断を下している会社がありました。この会社が、サブプライムをトリプルAに評価していたのです。そして人々はこの「権威主義の罠」にはまり、そしてリーマンショックが起きたのです。

よく考えれば「所得が増え続ける」「低金利が続く」「不動産の価値上昇が続く」という循環が永遠に続く事なんてあり得ない事です。しかし「権威主義の罠」に多くの企業が落ちていったのです。

 

会社でもこのケースは多々あるのではないでしょうか?

「それはこの会社の常識だから」

「これはこのように決まっているから」

権威や影響力がある人が言えば尚更です。

怪しい言葉だと思いませんか?

 

エジソンはこの常識を破るこつを身につけていました。

ボイジャー力とは「常識や慣習」を離れて「物」「事」を観る力の事を言います。

 

しかしボイジャーが見ている宇宙をリアルタイムで見てみたいものです。

 

私は失敗したことがない。

一万通りのうまくいかない方法を

発見しただけだ。

トーマス エジソン