エジソニング

 

エジソンはもちろん「大発明家」なのですが、その前に「閃くための術」を身につけて実行していた人、あえて言えば「閃きの達人」と言えます。

 

今回は「閃きの達人」という側面をお話ししていきます。

日常生活や仕事で生かせるものです。

まずはこのエジソンの言葉を理解して下さい。

「1%のひらめきがなければ99%の努力が無駄になる」

 

最初の「あっこれだ」というようなアイデアが閃きその上で製品化しなければその製品化は無駄になると言っているのです。この1%の為にエジソンは様々な工夫を生活の中に取り入れて実践していました。

このエジソンが実践していた工夫を8つのポイントにまとめてみました。

これをこのブログで紹介しようと思います。

 

全体の構成をお話しします。

「エピローグ」

円をイメージして下さい。そして円周に従って数字の1~8までをバランスよく置くイメージをして下さ。

円の中心に必ず設置しないといけない事があります。

それは明確でなくて良いので漠然とした「グランドデザイン」です。こんな事ができないだろうか?くらいの漠然とした「グランドデザイン」を置いて下さい。ここで目的を完全に固めてしまう必要はありません。方向性だけ意識していればそれで十分です。

 

8ポイントを合わせて

EDISONNING(エジソニング)と言います。

 

ポイント1 「準備力」

ポイント2 「ボイジャー力」

ポイント3 「行動力」

ポイント4 「村上春樹力」

ポイント5 「ユーモア力」

ポイント6 「同時複数力」

ポイント7 「貯知力」

ポイント8 「コネクト力」

 

すべて「パワー=力」で評価します。

ボイジャー力?村上春樹力?って何でしょうか?

WEBに頼らずにイメージしてみて下さい。

ポイント1 「準備力」

 

頭の中のイメージに「MY鍋」を用意して下さい。鍋の色や質感や大きさや火の調整やキッチンの環境を自分でイメージして下さい。この「MY鍋」からどんな美味しいものが生まれてくるのでしょうか?どんな食材を使って調味料や香りを付けていくのでしょうか?そしてどんな人にどんなテーブルと食器で食べてもらうのでしょうか?そんな事をイメージしながら「MY鍋」を準備します。既に鍋の中に入っている物があります。それはあなたの「知識」経験」です。あらたな具材を入れる事で新しい「旨味」が生まれ

ます。このあらたな「具材」や「調味料」や「香辛料」をあなたはこれから探し出しマッチしていると思われる様々な具材を「MY鍋」に入れ込んで煮込んでいきます。

そうそう、忘れてはいけない「火加減」があります。この「火」はあなたの「情熱」を表しています。この「火」が弱くては美味しいものは生まれません。しかしあまりにも強火では焦げてしまいます。コックのあなたの腕次第です。

「見つめる鍋は煮えません」

 

 

モーツアルトは「魔笛」のメロディーを

玉突きの最中に思いついた。

ペルリオーズは高飛び込みをして水中を浮上するとき、

楽章が自然と出てきた。

ウィリアム・ハミルトン卿は夫人と散歩中に、

数学の発見をした。

科学者のケクレはロンドンバスの2階に乗っているときに

中空に原子の乱舞いを見て新しい理論を思いついた。

「見つめる鍋は煮えない」

外山滋比古

とやま しげひこ

(思考の整理学・ちくま文庫)