キャンプだホイ! のカレー屋さん
品川駅のエキナカにあるカレー屋さんです。いつも11:30は行列が出来てしまいます。このカレーの価値を分析してみましょう。
このカレー屋さんはキャンプ場みたいな雰囲気でカレーを食べることが出来ます。雰囲気はあくまでも商品を取り囲む環境です。商品自身の本質ではありません。しかしその環境デザインは商品の本質が創りだしているのです。デザインは機能に従うのです。
商品の五重構造を分析してみましょう。
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PHILOSPHY:哲学 自然の野菜の美味しさを伝える喜び。
FUNCTION:機能 新鮮な野菜のおしいさを伝える事ができる野菜料理を提供すること。
TECHNIQUE:技術 こだわりの野菜しか使わない(茨木の有機リサイクル等)
野菜の味を最大限に引き出すためにカレールーを開発。野菜が主役でカレーは引き立て役。
DESIGN:デザイン カレーからイメージしやすいキャンプ場の雰囲気をショップ内で表現。
オーダーから一皿一皿作るキャンプのライブ感を演出。
スタッフユニフォームはカーゴパンツ、Tシャツ、アウトドアーハット。
はんごうがテーブルに載っていて中はスコップのスプーンが入っている。
水入れはアウトドア用のステンレスコップ。
PRESS PROMOTION:宣伝 定期的にキャンプと野菜の本のしおり発行。口コミでリピーターを確保している。
土台構造
CUSTOMER:駅を利用する人全て。
*男女比率は50:50車輪構造(前輪)
CHANNEL:新しく出来たとトラフィックが良いエキナカ店
車輪構造(後輪)
PRICE:単品で1000円前後 辛味 5段階 100円単位トッピング 100円
*駅のホームの立ちそば屋のカレーが450円
「カレーという野菜料理」をキャンプの雰囲気で提供していると分析出来る。アプローチ的にはキャンプ場で作るカレー料理なのかな?と思って注文してみると新鮮な野菜が一杯のカレーが出てきて驚いた。
予定調和を壊した:一般的にはカレーは野菜を煮込んでルーの中に溶かしてしまうがここのカレーはそれぞれの野菜の味や色や歯ごたえを活かして提供しているところに魅力を感じる。しかもルーが脇役でありながら実はスパイシーで癖になる味なのだ。
デザインは機能に従うのだ。
僕にとっての同期ポイント:ずばり機能としての「美味しさ」
雰囲気も好きですがなによりも「美味しい」癖になります。
それが宣伝広告をしなくても「口コミ」でお客様が広がるというポイント。
桃李不言 下自成蹊 (中国)
桃李もの言わざれども 下自から蹊を成す
(有徳の人の元へは自然に人が集まる)
⇒桃やすももは元来が美味だから、別に人を集める工夫をしなくても
事前に人が集まり、その歩いたところが道となる。
なにかグサッとくる言葉ですね。
本当に美味しいものはマーケティングなしでも人が集まり道が出来ると言っています。人格もまた本物であれば飾る必要もなく自然に人が集まると。
Good wine needs no bush (仏国)
「美酒は看板を必要としない」
土台に「美味しさ」ある事から全ては始まるのですね!
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