天才とは1%のひらめきと99%の努力の賜物である
誤った解釈⇒才能がなくても努力さへすれば成功するんだ!
これはいかにも日本の文部省が好きそうな解釈ですね。
しかし本当にエジソンが伝えたかったのは
本当の意味⇒「最初のひらめきがなければ、いくら努力しても無駄になる」
1%のひらめきがなければ99%の努力は無駄になる。
この1%のひらめきのためにたゆまない努力が必要なのである。
名刺に「発明家」と書いたタイトルをもった方には中々お目にかかれません。
同じく「冒険家」もそうですね。「発明家」と「冒険家」はこの言葉だけで、ドキドキワクワクを感じてしまいます。これはこの二つの行為が一般的な常識外の外にあるからです。このワクワクドキドキ感の中に「ひらめき」は潜んでいます。
エジソンはこの「ひらめくためのノウハウ」を会得し実践していました。例えばエジソンの研究所では「発明PROJECT」は同時進行でしたがいくつあったと思いますか?
なんと「60 PROPJECT」です。そのリーダーが全てエジソンなのです。それぞれに担当者がいますが全てのプロジェクトリーダーはエジソンなのです。強烈な発明に対するエネルギーも持った方です。ではなぜ「1つ」のPROJECTに集中して開発をしないのでしょうか?よく会議で「経営資源を自社の強みに集中させる」というフレーズを聞きますがエジソンは全く逆の「分散」という手法をとっています。
似たような事を組織として導入奨励している企業が3Mとグーグルです。
3M⇒75%は正規の職務 25%は「密造酒作り」(どんな研究でも構わない)
グーグル⇒80%は正規の職務 20%は好きな事を研究
正規の職務以外での研究から多数の「ひらめき」とINNOVATIONが生まれています。
束縛されないMISSIONに「ひらめき」や「発見」が多いのは、楽しんでやれるからです。
人間の脳は何か目的や規制の枠を持たさせると、創造性が低下し効率が悪化する事が実験で解っています。
そういえば第3のビールのサッポロドラフトも「裏企画」でしたね。
エジソンの狙いは全てを「関連」させて「ひらめく」事です。
PROJECT Aが壁にぶつかったときに答えはAの中にあるのではなく、他のPROJECTの中に潜んでいる事をエジソンは知っているのです。彼の頭の中では全てのPROJECTのポイントが繋がってインプットされているのです。
AだけのPROJECTはその枠内でしか答えを探せませんので大変困難です。
しかし異なるPROJECTが59もあればヒントはその中にある可能性が極めて高いのです。
このカフェの会話もそうです。
直接関連しない会話の中に「ひらめき」は潜んでいます。
POINT 「関連させる」「イメージを拡大させる」「組み合わせる」
カフェで「へー」という好奇心を感じたならばそれは「ひらめき」へのチャンスです。
スターバックスのハワード・シュルツはどこで何を見て「スタイリッシュカフェ」を思いついたかご存知ですか?それは初めてイタリアのミラノで見た朝の風景です。イタリア人は出勤前にお洒落なエスプレッソバーでエスプレッソを必ず引っかけて出勤します。またエスプレッソバーは「社交場」としても市民の生活の中に溶け込んでいたのです。その風景をシアトルの風景と関連させてイメージさせたのが「スタイリッシュリビングカフェ」のアイデアです。「コーヒーを飲む場所」から「リビングでくつろぐ場所」にカフェの価値軸をずらしたのですね。そしてメニューの構成にファッション業界の手法を導入しています。それは「月別のMD」つまり季節によって商品構成を変化させる事です。季節感の表現が難しいかカフェに季節感をだす工夫をメニューで表現したのです。いまやカフェだけではなくタンブラーやグッズの飲食以外の売上比率は20%を超えています。
ライフスタイル提案型の「スタイリッシュリビングカフェ」が現在の姿です。
MACが一番似合うカフェだと思いませんか?
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